年 | 事項 |
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1989 | 米国でアラガン社「ボトックス」がFDAの承認を取得 |
1996 | グラクソスミスクライン「ボトックス」(ボトックス注用100単位/50単位) 「眼瞼痙攣」 |
2000 | 同じく「片側顔面痙攣」 |
2001 | 同じく「痙性斜頸」 |
2009 | 米国アラガン社「ボトックスビスタ」 65歳以下の「65歳未満の成人における眉間の表情皺」 |
2010 | 「上肢痙縮」および「下肢痙縮」 |
2012 | 「重度の原発性腋窩多汗症」 |
2015 | 「斜視」 |
2016 | 「65歳未満の成人における目尻の表情皺」 |
2018 | 「痙攣性発声障害」 |
2020/6 | 独メルツ社の「ゼオマイン」(筋注用50単位、筋注用100単位、筋注用200単位)が「上肢痙縮」の適応で承認(帝人ファーマ) |
2001年、ボトックスビスタ®の一般臨床試験が行われた。眉間の表情筋を対象として有効性と安全性が検証された。
しわの改善率は7日後、30日後、60日後で、それぞれ91.7%、92.6%、83.2%。
全体の36%に副作用(眼瞼下垂など)が見られたが重篤の症状は無い。
この臨床試験の結果によって、日本人における眉間の表情筋に対するA型ボツリヌス毒素の効果と安全性が確認され、2009年に美容目的として承認された。
承認された対象は「65歳未満の成人の眉間の表情しわ」。
ボツリヌストキシンは神経筋伝達を阻害するが、その他にも毛穴と皮脂腺の収縮作用もあるため、ボツリヌス注入後に皮膚の肌理が細かくなるという効果も期待できる。
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