医師が転職する理由は様々です。
中でも多いのが「労働時間」「給与」「人間関係」「医局制度」などとなっています。
このコラムではその主な理由をそれぞれ細かく見ていこうと思います。
勤務医は残業や当直は当たり前で、その3分の1が過労死ラインと言われている、月80時間以上の残業を余儀なくされています。
また当直に関しても、医局や病院により「肉体労働」と言われているくらい過酷な勤務内容となっています。
残業と当直に関しては、詳しいコラムがありますので、そちらをご覧になって下さい。
参考:当直医という肉体労働から逃れるためには?
もうこんな激務には耐えられない。そう考える医師の方が多いのもうなずけます。
医師に対する世間一般のイメージと言えば高収入です。
中でも美容外科医・美容皮膚科医などの美容医療の業界は、各コラムでもお伝えしている通り間違いなく高収入です。
しかし一般の勤務医となると少し話が違ってきます。
民間病院であれば平均1200万円くらいですが、大学病院や国立病院になると800~1000万くらいの平均となります。
一方、サラリーマンでも稼いでいる人は一定数おり物価高とともに増加しています。
参考:最新!「平均年収が高い会社」ランキング300(東洋経済ONLINE)
参考記事にあるように、有名なキーエンスを始め、平均年収が公開されている1113社の内、41社が平均年収1000万以上を超えています。
そう考えると開業医はともかく、一般の勤務医では稼いでいるサラリーマンと同じくらいということが言えると思います。
人間関係に悩むのは医師もサラリーマンも同じです。
特に医師の場合は人間関係がこじれてしまうと、治療をスムーズに行うことが難しくなり、患者さんに影響が出ることも考えられます。
医師だけでなく看護師との関係もあるばかりか、パワハラの問題も増えてきており、より人間関係は難しくなってきています。
参考:パワハラは医師の間でも起こる。どのような行為がパワハラに該当するのか?
かの有名なドラマ「白い巨塔」のように、医局というと一般的にはドロドロしたイメージがあります。
さすがに今はそこまでではないですが、医局というシステムは未だ存在しています。
特に教授には、三権分立の日本の中で、立法・行政・司法の三権が集中しています。
教授の機嫌を損ねようものなら、その医局での出世の道は閉ざされたと言っても過言ではないでしょう。
そのような医局ですから、辞めたいと思っても、辞める際には一般企業以上に注意が必要です。
詳しくは次のコラムをご覧下さい。
参考:医師が円満に医局を辞めるためには?
以上のように下記4つが医師が転職をする際の主な理由になります。
理由は色々あり、昔は医局退職は困難でしたが、昨今医師の転職・転科が常識になりつつあります。
当社の医師転職支援サービスでは、担当エージェントが様々な背景の退職から転職までサポートさせていただいておりますので前例・成功例を丁寧にお伝えし、ともに活動します。
「転職にはエージェント必須」という時代も近いですのでぜひご活用いただければと思います。
医師不足が慢性化している地域でも医師の業務範囲は拡大し事務処理は増え続け、海外では看護師が対応していることも、日本では医療行為とみなされるものは医師が対応するべきという風潮があります。
「医師がやるべき」ことが増え、時代と逆行し医師の働き方改革は見送りとなっているのが現状です。
美容外科には定着してきましたが、美容医療業界ではカウンセラーを配置したり、看護師の裁量も大きく、医師が施術に注力できる環境を整えているクリニックが多くあります。しかし美容医療業界、自由診療ならではの医師に求められるものがあります。
転職して「こんなはずではなかった」となる前に、ドクターコネクトの医師転職エージェントにご相談ください。ご利用は完全無料、お気軽にお問い合せください。