美容医療は保険診療の医師に比べて年収が高いです。その中でも「美容外科」は、施術の1つ1つが高額なものが多く、結果的に年収が高くなる傾向にあります。
最近の調査では、美容外科医の平均年収は4,000万円〜5,000万円だと言われています。
美容医療では、インセンティブ報酬が得られるクリニックもあり、開業して年収1億円以上の収入が得られている医師もいるので年収の上限はありません。
美容外科は、外見を施術するものが非常に多くあります。二重整形、鼻の高さを変える、フェイスラインの調整…などなど、一番目に入りやすく見た目で重要な箇所を施術することになります。
そのため、ただ施術するだけでは患者の要望を完璧に叶えたことにはなりません。患者それぞれの要望に沿った施術をしなければならないので、美容外科には技術だけでなくセンスも必要だと言われています。
しかし、美容外科で働くにあたってセンスは絶対に必要なのかと言われたら、そうではありません。美容外科で働きたいけれど、センスに自信がない…と思った方は、顔以外の施術に特化して技術を磨くという方法もあります。
美容外科は顔の整形だけではなく、脂肪吸引など体の整形も含まれます。いくつかピックアップしますので、美容外科に転職を検討中の方は参考にしてみてください。
お腹や太もも、二の腕など気になる部位を脂肪吸引して、患者の理想とするスタイルを実現するサポートをします。
基本的に周囲から見えにくい部分にはなりますし、外見を整えるような技術はあまり求められません。全身麻酔は使わず、局所麻酔が一般的です。医師としての知識と技術があれば、未経験でも研修をしっかりと受けていれば施術可能です。
最近では、リバウンドしにくいダイエット方法として注目もされているので、将来的にも期待できる分野だと言えます。
豊胸や胸のハリなど、バスト周りの悩みを解消する施術となります。こちらも脂肪吸引と同じく、未経験からでも経験を積むことによって施術が可能です。
年齢問わず悩みとしてあげられるものですので、多くの経験を積むことも可能でしょう。
脂肪吸引と豊胸をメインとしている大手クリニックもあります。豊胸では再生医療も取り入れており、独自のラボを設立するなど、しっかりとした基盤で施術を提供しています。
これらに特化する場合、設備にコストがかかるため、やはり資金力がある大手美容クリニックが突出しています。
いくつか施術を紹介しましたが、美容整形は他の医療と同様に安全に施術することが非常に重要です。医師として常に学ぶ姿勢を持ち、しっかりと経験を積んで行きましょう。
また、センスや経験だけでなく患者とのコミュニケーションスキルも重要です。患者の悩みをヒアリングし、信頼関係をきちんと築いていくことで、いい施術結果にも繋がります。美容整形は失敗など不安を持つ患者も多いので、安心させられるようコミュニケーションと技術を磨く必要があります。
美容医療業界は、研修制度がきちんとしているクリニックに入職することで、未経験でもスキルアップが可能です。それをステップアップにして、徐々にセンスを磨き美容外科でのスキルアップを目指しましょう。
最も重要なのは、「医師自身が美容に興味があるか」です。美容に興味がなければ探求を続けることが難しく、やりがいも感じられなくなってしまいます。
自由診療は美容外科だけではありませんので、転職エージェントにご自身の特性とマッチする分野を相談するのもおすすめです。
美容外科は顔の整形だけでなく、脂肪吸引や豊胸手術といった道もあります。未経験からでも転職が可能ですし、美容外科への転職を検討している方は上記の科目から入ってみてはいかがでしょうか。
転職のお悩みなどがある方は、ぜひドクターコネクトへご相談ください。
転科・未経験で美容医療へ転職する医師は、研修制度が整っているクリニックを希望されることが多いです。
実際は医師研修が行われないクリニックの方が少ないのですが、研修がシステム化されてカリキュラムがしっかり組まれているという点では大手美容クリニックになります。
大手美容クリニックは総合的に美容医療を提供しているため、一通りの施術・技術を研修で学びます。長年の運営実績により熟考された研修制度で、レベルに合わせた指導が受けられます。
広範囲に及ぶ研修と経験は将来の選択肢が増えたり、特に若手ドクターが得意なこと・極めたいことを見つけやすいということもメリットです。それは医療だけではなく、クリニック経営やマネージメントも含まれます。
ドクターコネクトでは、医師研修合宿の同行取材や、医師採用担当インタビューなどを行っており、医師転職に役立つコンテンツをご提供しております。ぜひご一読ください。