医師といえば平均年収が高い職業としてあげられるもの。年収1,000万円は超えると言われていますが、民間病院では年収2,000万円や3,000万円を得ている医師も中にはいます。
それほどの年収を得る医師は、一体どのような条件があるのでしょうか。より年収をあげたいと考えている医師の方は、ぜひご覧ください。
年収を上げるには、相応のリスクや責任を負う必要もあります。年収2,000万円以上得ている医師は、どのような方法で働いているのか。その条件を紹介いたします。
まずはこの方法を思いつく方が多いのではないでしょうか。勤務医の場合、基本的には決められた賃金で働くことになります。それに対して開業医は、様々な場面で自由な裁量権があり、手取り金額も必然的に多くなってきます。
きちんと経営でき、軌道にのることができれば勤務医より多くの年収を得ることが可能でしょう。
しかし、医師としてのスキル以外にも、経営のスキルやコミュニケーションスキル、様々な知識が必要となってきます。開業したとしても必ず成功するとは限りませんので、リスクがあることを前提に検討していくことが重要です。
こちらもごく一般的に考えられる方法です。役職があがれば、責任も増えますが当然収入も増えますよね。特に医師不足の地域ともなると、医師を呼び込むために高い年収を提示するところも多くあります。
今まで積んできた経験やスキルがあれば、特にリスクもなく年収を上げることが可能です。逆に言うと、年収を上げるにはそれなりに時間が必要となります。仮に50歳で院長に就任したとして、高い年収を得られる期間が10余年となってしまうので、少し勿体無く感じられますよね。
また、一般的に考えられる方法ということは、誰もが思いつくと言うことです。ある意味競争率の高い方法となるので、きちんとキャリアプランを考えつつ働かなければいけません。
いくつか年収を上げる方法をあげましたが、より要領よく年収を上げる方法はないのか?と思いますよね。
先ほどあげた方法以外のものをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
医師の非常勤及びアルバイトの案件は多岐に渡りますが、高いと1日20万円くらいの日給を得られます。
1回20万円の案件を週4日で勤務した場合、1週間で80万円、月で320万円、年間になると3840万円になります。専門性が高いほど単価も高くなり、狙って働くことができれば、より高収入も望めます。
しかしメリットばかりではありません。高時給のものは専門性が高く、仕事そのものもリスクが高い診療を行っているところが多くあります。即戦力も求められ、スキルが伴っていないと年間を通して勤務することが難しいでしょう。
その点から将来への不確定要素が多いため、不安定な収入となる可能性があります。リスクやデメリットを上手にコントロールしていくことが、高給を得る上では必要なこととなってきます。
自由診療とは、主に美容外科・美容皮膚科・AGAなどの治療があげられます。これらは保険適用外の診療となるため、収入が増えやすい傾向にあります。
自由診療となると、20代からでも高収入を得ることが可能です。この先30年以上勤務することを考えると、年収1,000万円の医師と比べて3億円近くの差が生まれます。
また、自由診療で勤務する医師の方からは、患者様の反応が直に感じられるため、非常にやりがいがあるとの声もあります。医師としての知識やスキルがあれば、未経験であっても転科が可能です。研修制度がしっかりしているクリニックに入職することで、転科の不安がある方もしっかりとスキルを身につけられます。
強いて難しい点をあげるならば、センスを求められることがあります。美容整形であれば、通常の診療とは違って患者様にあった治療をし、第三者から見て見栄えがいいものでなければなりません。
他にも、AGAクリニックでは求人要項として「薄毛の先生不可」「55歳以上不可」などの記載があるなどします。薄毛の先生に「薄毛治療はこの方法でしましょう」と提案されても、説得力がありませんよね。
医療の道は、保険診療だけではありません。気になる方は、自由診療の道も検討してみてはいかがでしょうか。
医師が年収を上げるには、それぞれ相応のリスクとリターンが存在します。自分の状況と、将来のキャリアプランをしっかりと考えて検討していくことが重要です。
その中でも、自由診療の道は未経験でも年収アップが見込めます。開業や自由診療を検討している方は、転職サイトの登録やエージェントに相談してみてもいいでしょう。