研修医1年目・研修医2年目や研修医明け(医師3年目)の方から、美容外科医の年収やキャリアについてはもちろん、インターネットに出ていない情報を知りたい、というご相談や悩みが多く寄せられるようになってきました。長年、美容外科医への転職サポートに従事してきたドクターコネクトの専門エージェントはこの数は年々増えてきていると実感しています。
「落ちこぼれ医師」が進むとされてきた美容医療業界ですが、現在では状況は大きく変化してきています。美容医療が老若男女、幅広く利用されるようになった背景には、美容クリニックの認知度拡大とブランドの確立、そこで活躍する美容外科医師たちの存在がありました。
先輩医師の方々の20年以上の業績によって評価が上がってきた、美容外科医、美容皮膚科医へのキャリアプランをご紹介。
最近は医学生、研修医の頃から美容外科医を進路として視野に入れる方が増えていますが、それには明確な理由があるようです。
病院勤務医は命を守るやりがいのあるお仕事ですが、オンコールや当直など重労働を日々こなさなければならない場合が多くあります。
このようなペースで仕事を続けることは大きなストレスになるためか、厚生労働省賃金構造統計調査(2021)によると、医師の平均勤続年数は 6.4年となっていて、他の職種と比べても短いことがわかります。
美容外科医の勤務では、当直や急患が入ってくることは基本的にありません。診療は予約制で行われることが多く、それに合わせて医師・看護師・受付の勤務時間も決まっています。そのため、残業は少なく、当直オンコールはなしのため体力的には比較的楽になり、さらにプライベートの時間も確保しやすくなっています。
美容外科クリニックは自由診療なので収益性は保険診療に比べて大幅に高く、それを担う医師の年収も高いものになります。自由診療が成功するためには立地・マーケティングが特に重要になり、大手美容外科クリニックなどではクリニック運営サポート機関が担当しています。
美容医療は主に美容外科と美容皮膚科があります。また、自由診療にはAGA、再生医療、不妊治療、膝関節治療などがあり、「いわゆる美容」だけにとどまりません。
その中でも年収が高くなるのは美容外科で平均年収は2000万円〜5000万円です。クリニックによっては年収一億円を超える医師もいるようです。美容外科にはインセンティブがあるので、スキルが身につけば高年収を狙うことができ、年収アップできる可能性もあります。
個人ノルマのないクリニックは多いですが、大手美容外科クリニックでは「目標値」として、1日○○万円~△△万円などの数字を設定するところもあるようです。
美容外科医は医師としての生涯年収ももちろん高くなり、プライベートも確保できます。医師の仕事とプライベートの充実、その両立が叶います。
美容外科医、美容皮膚科医として年収アップを目指すのなら、知識と技術だけでなく、提案力とセンスも必要となります。
例えば鼻の整形をしたいという患者様に満足していただくためには、その患者様に合った理想の鼻の形と高さを考えて、美容外科でできるイメージ、美容皮膚科で可能な施術後のイメージなど、患者様のご予算も考えながら情報を提供・施術方法を提案していくことが求められます。
美容医療に携わる医師には流行に敏感な方も多く、柔軟性と吸収力が高い方が多いようです。ファッションに流行があるように「なりたい顔」にも流行があります。善かれと思って提案した内容が患者様にはご納得いただけない・・・そんなことも多々あることは想像に難くありません。
基本になる知識と技術、提案力とセンス、患者様が「なりたい自分」をひきだし、理解するためのヒアリング力、傾聴力、共感力などなど、必要な能力は多岐にわたります。
先輩医師にアドバイスをもらい、同僚の医師と情報交換しながら感性を磨いていければ、美容医療の仕事は奥が深く、やりがいのある仕事となるでしょう。
美容外科医や美容皮膚科医として活躍し続けるためには、医師としての知識や技術だけでなく、センスや提案力、共感力といった「人間的なスキル」も兼ね揃えていることが不可欠です。
なぜなら、美容医療では患者様の理想像を引き出し、それを実現するための最適な提案をすることが求められるからです。
具体的には、患者様一人ひとりの希望や悩みを丁寧にヒアリングし「なぜそうなりたいのか」「本当にその施術が適しているのか」を医師として深く理解する必要があります。
そのうえで、医学的な観点と美容的な感性の両方を活かして
「このような変化が期待できます」
「この方法だと自然な仕上がりになります」
といった提案をしなければなりません。
また、美容のトレンドは時代とともに常に変化しています。
例えば、かつては「体はとにかく細く」「とにかく目を大きく」といった願望が主流でしたが、現在は「ナチュラル志向」や「個性を活かす美しさ」が好まれます。
そうした時流を敏感にキャッチし、流行を読み解くセンスも求められるのです。
さらに、美容施術を受けることは患者様にとって大きな決断であることを理解し、寄り添う姿勢が欠かせません。
このように美容医療の医師は、技術力があるだけでは通用しません。
患者様一人ひとりに寄り添って「この先生なら任せたい」と思ってもらえるような信頼関係の構築ができるのが、美容業界で働く医師にとっての魅力の一つです。
ここ数年で美容医療、美容外科医、美容皮膚科医に関する認識が爆発的に高まってきました。電車広告やテレビコマーシャルでも、脱毛・二重・痩身など美容外科クリニックの名前を目にすることが多いのではないでしょうか。
見た目を気にする若い患者層だけでなく、若く健康でいたいという気持ちの強い年配層が増えていることからも、美容医療の需要は堅調であり、将来性も期待できる分野です。
医学生、研修医1年目、研修医2年目から美容外科医・美容皮膚科医へ転職を考える方にとって、この業界の将来性や可能性など大変気になることでしょう。
美容医療業界のキャリアとして、将来的には一つの院(クリニック)だけでなく、組織の売上を支えるエリア担当医師として勤務するというキャリア、新人美容外科医への教育担当となってチームをまとめる職務を選ぶ方もいます。もちろん開業をして独自のオペ手法や化粧品開発をしたり、症例を重ねて学会での発表をすることもやりがいを感じるでしょう。医師としてのキャリア選択にオプションを増やす、そんな美容外科クリニックがあることを知っていただければ幸いです。
美容医療はこれまで若い女性が中心の市場とされてきましたが、近年では高齢層や男性の利用者が急増しており、業界全体が大きく構造変化を遂げています。
つまり、美容外科医・美容皮膚科医としての活躍の場が、より幅広いターゲット層に広がっているということです。
定年後のライフスタイルを充実させたいというシニア世代の間では、たるみのリフトアップやシミ・しわの改善、アンチエイジング治療のニーズが拡大しています。
これにより、美容皮膚科を中心に高齢者向けの施術メニューの充実が進んでいるのです。
美意識の高い男性の間では、脱毛やニキビ治療、肌質改善、薄毛治療はもちろん、フェイスラインや目元の印象改善といったニーズも増えています。
「ビジネスシーンでの第一印象を良くしたい」
「婚活で自信を持ちたい」
など、目的意識の高い男性が急増しているのです。
このように、美容医療の利用層が拡大したことにより、性別や年齢に応じた施術の知識やコミュニケーションの仕方など、医師に求められるアプローチも進化してきています。
今後もこのような市場の多様化が進めば、美容外科医・美容皮膚科医としての将来性はさらに広がるはずです。
美容外科医・美容皮膚科医の魅力を紹介してきましたが、美容医師のキャリアを考えるうえで「将来性はあるのか」ということについて気になっている医師の方も多いと思います。
ここでは、業界全体の成長性や競争環境、制度面、海外動向など、さまざまな角度から美容外科医・美容皮膚科医の現実的な未来を見ていきましょう。
今後5〜7年ほどは、美容外科医・美容皮膚科医として安定した需要が見込まれるでしょう。
しかし、その先は予測困難な「VUCA時代(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性の時代)」への備えが必要になります。
その理由は、美容医療業界が拡大を続けている一方で、AI技術の進展、消費者ニーズの変化、SNSによるブランド力の変動など、将来を左右する要素が多岐にわたるからです。
今後も市場が伸び続ける保証はなく、変化に適応できる柔軟性が問われます。
実際、ここ数年の美容医療業界では、スキンケア・再生医療・ジェンダー領域などの新しい分野が急速に広がっています。
これらのトレンドを正しく読み取り、新しいスキルや技術を学び続けられる医師こそが長期的に活躍できる医師なのです。
将来のキャリアを考えるなら「いま需要があるから安心」ではなく「将来に向けてどのような価値を提供できるか」という視点を持つことがとても大切です。
美容外科医・美容皮膚科医の需要が継続的に伸びている背景には、複数の社会的・文化的要因があります。
まず、美容医療が一般化しつつある点が大きな要因の一つです。
かつては一部の芸能人や富裕層の利用が中心だった美容医療が、今では学生や主婦、ビジネスパーソンなどの幅広い層に広がり、日常的な自己投資として受け入れられるようになっています。
大手クリニックによるSNSマーケティングが活発化したことで、若年層を中心とした新たな顧客層の獲得にも成功しています。
このようなことから、美容外科医・美容皮膚科医という職業は今後も確実に求められ続けると考えられます。
美容医療の成長とは裏腹に、供給側(つまり施術を行う医師)の数には限りがあります。
その最大の理由は、医師免許の保有が絶対条件としてあるからです。
いくら美容医療が自由診療であるとはいえ、メスを握る・薬剤を注射するなどの医療行為を行うことができるのは、厚労省認可の医師免許を持った人材に限られます。
つまり、美容医療市場がどれだけ拡大しても、医師の数は急増しないため、需給バランスとしては医師の側に優位性があるということです。
一定のスキルと誠実な対応力を備えた美容外科医・美容皮膚科医は、今後も安定した職を得られる可能性が高いでしょう。
その証拠に、美容クリニック各社は常に医師の採用ページを整備しており、ドクターの確保に積極的です。
この構造的な供給制限は、美容医師の職業的な将来性を裏付ける根拠の一つといえます。
美容医療業界は競争が激しいと思われがちですが、実際のところ医師同士の過当競争はそこまで激しくありません。
多くの美容クリニックでは施術内容が完全に画一化されておらず、医師の個性や得意分野がそのまま差別化ポイントになり得るからです。
加えて、患者様の多くが医師指名制度やSNSを通じて“自分に合うドクター”を選ぶようになっているため、技術だけではなく人柄やカウンセリング力が評価対象になります。
たとえば、二重術を専門に行う医師や、美肌治療を主軸にしている医師など、自分の強みを打ち出すことで一定のファンを形成できる仕組みがすでに出来上がっているのです。
「自分の個性を活かしたい」「競争よりも信頼関係を重視したい」と考える医師にとって、美容外科・美容皮膚科は挑戦しやすく、継続的に活躍できるフィールドであることは間違いないでしょう。
韓国の美容医療技術が世界的に注目されはじめ「渡韓整形」という言葉まで耳にするようになりましたが、日本国内の美容外科医の立場が脅かされるほどの状況には至っていません。
言語の壁やアフターケアの不安、渡航費用といった大きなハードルが存在するからです。
特にダウンタイムが長い施術や再診が必要な施術の場合は、遠方であることが大きな不安材料となるため、多くの患者様は国内クリニックを選択します。
また、最近ではさまざまなクリニックが韓国発の手法や機器を積極的に導入しているため、日本国内のクリニックであっても韓国と同等レベルの施術が受けられることがほとんどです。
このように、渡韓整形の存在は刺激にはなっても、日本の美容医師の価値や需要を根本的に脅かす要因にはなっていないのが実情です。
美容外科医・美容皮膚科医として長く活躍するためには、診療技術だけでなく、集客やブランディングの視点も欠かせません。
このような視点を持つことで、将来的にキャリアの選択肢が広がることも考えられます。
以下では、美容外科医のキャリア形成において押さえておくべき要素をご紹介します。
美容外科医・美容皮膚科医として将来も選ばれ続ける存在になるには、技術力だけでは不十分です。
実際の現場では、医師としての治療技術に加えて、集客力がキャリアを左右する重要なポイントとなります。
理由は、美容医療が自由診療である以上、リピーターや新規の患者様をいかに集められるかが、収益に直結するからです。
美容クリニックに来られる患者様は「信頼できる先生に任せたい」「口コミやSNSで評判の先生に施術してもらいたい」と考える傾向が強いため、技術力に加えて安心感や話しやすさなどの人間性もかなり重視されます。
たとえば、SNSの活用が最もわかりやすい例です。
自身の症例や美容コラムを定期的に発信する医師は、有名になったり患者様との距離を縮めることで集客力をつけています。
また、接遇やカウンセリング技術を磨くことで、患者満足度が高まり、口コミ・紹介が増えるという好循環も生まれます。
美容医師としてのキャリアを築くうえでは、診療技術と同時に集客力を高めて、自分だけの強みをつくることが、将来的な競争優位につながるでしょう。
美容外科医・美容皮膚科医としてキャリアを積んだ先には、実はさまざまな進路が用意されています。
将来の働き方について早い段階から考えておくことは、充実したキャリア設計につながります。
美容医療業界が急成長している昨今、医師に求められる役割は多様化しています。
勤務医として高収入を維持しながら働き続ける道もあれば、幹部候補としてマネジメントに携わる選択肢、さらに独立・開業して自身のクリニックを運営するルートも存在します。
自分の将来像を明確にし、それに必要なスキル・経験を計画的に積んでいくことで、美容医療業界での長期的な活躍が実現できるでしょう。
美容外科医・美容皮膚科医について解説してきましたが、未経験の分野なのでキャリアプランを立てにくい部分もあると思われます。そのような場合には美容外科業界の経験豊富なエージェントに相談することで、WEBサイトやSNS、友人からの情報にはないリアルな情報に触れることができます。
未知である美容外科業界に関する情報を充分に得られれば、今後の転職活動での判断を冷静に行えることでしょう。
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