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本当にフリーランス医師は高給なのか?その年収や気になる将来~メリット・デメリット


戻る 2022/04/21
本当にフリーランス医師は高給なのか?その年収や気になる将来~メリット・デメリット

医師の働き方で、今、注目されているのが「フリーランス モデル」。組織にどっぷり属すことなく、時間が有効に使えて、人間関係の悩みも少ない、医師の新しい働き方。

医師の多様な働き方を応援する、ドクターコネクトの転職サポートでは、近年、「フリーランス」という働き方についてご相談を受けることが多くなりました。

医師の世界は、ある意味、お役所のような古い縦割り。若い世代の医師は、医師としてただ働くだけでは、ご自身が思うような人生を実現することができないという方も多いようです。

人生の選択肢が大いに広がる「フリーランス」という働き方とは。

フリーランスの報酬は?

フリーランス医師という言葉を耳にすることが多くなってきています。組織に属さず、仕事を選ぶことができ、人間関係に悩まされることも少ない、医師の新しい働き方です。

ドラマや漫画では法外な金額を要求し医療業界を渡り歩く医師が登場しますが、現実はどうなのでしょうか。

給与は高いが福利厚生の恩恵はない

フリーランス(非常勤)医師の給与は高い傾向にあります。常勤医師と違って就業時間も比較的コントロールが効くことから、体力的にも精神的にも楽になる働き方と言えるでしょう。

さらに魅力的なのは残業時間が少ないため、時間で換算したときの報酬が高いこと。常勤医師の給与よりも非常勤医師の時給や日給の方が上になるのが一般的です。

非常勤医師・アルバイト医師の平均的な時給が1万円、午前もしくは午後のみであれば4万円程度の日給が相場です。時間給で考えると常勤より高いことが多いのです。

では、なぜ、フリーランスが増えているのか。医師の非常勤求人の需給バランスを考えてみましょう。

特に美容クリニックは休診にすることが少なく、脱毛やレーザーなど、複数回通院して行う施術の予約機会を増やすためにも、非常勤やスポットというフリーランス医師の出番が多い状況なのも事実です。

このように需要もあり、報酬面でも効率の良い働き方ですが、社会保障や交通費などの点は常勤とは異なるので入職前の確認が必要です。

また、フリーランスになると学会に参加する際の費用など、技術の習得や新しい知識を得るための費用も自己負担となります。しかし、これらは、確定申告を行うことで経費として計上することができます。

ノルマはないが、売上は意識しなければいけない

自費診療である美容医療は、顧客の満足度が重要とされる。フリーランス医師で働く場合、トラブル対応や売上のノルマなどが心配になる。実際のところ、どうなのでしょう。

美容医療に転科する際、患者さんとのトラブル対応を不安に思う医師がいます。

美容医療の経験が無い、もしくは浅い医師を採用する求人のほとんどは、カウンセリングが主な業務であり実際の施術は看護師が行うものが多いのです。

そして、医師が行うカウンセリングの内容はマニュアル化されていて、リスクや副作用の説明もコンプライアンスを守ったものが用意されているのが基本です。

売上のノルマについても不安に思う医師がいます。今や、一般の病院も診療科ごとに売り上げ目標が設定されていて、それを達成するために、検査や治療をするよう言われることもあります。

美容クリニックも、もちろん、売上を達成することでクリニックが健全に運営できる自由診療なので、売上を抜きにしては語れません。

しかし、非常勤の場合、基本的に売上のノルマは課せられません。クリニック全体の目標を達成できないからといって、非常勤医師が減給されるということもありません。

とは言え、非常勤として勤務する場合には、一人の患者に時間をかけすぎず、回転を重視した仕事の進め方を求められます。雇用側も売り上げを意識してくれる先生を大事にします。

求められているのは、適応能力とコミュニケーション力

カウンセリングはマニュアル化されていることが基本ですが、患者さん一人一人、質問や不安に思う点も異なります。クリニックによって、中心となる顧客の年齢層や顧客単価など、異なるものです。

つまり、ノルマは課されないけれど、「患者単価」「一日の患者数」などの自費診療の収益のポイントとなる考え方を持って患者対応ができる医師、それがフリーランスとして求められる人材なのです。

フリーランスのメリット・デメリット

フリーランス期間を上手く使う若い医師や、自分の人生を取り戻そうと考えてフリーランスになる医師が増えています。フリーランス期間の向こうに何が見えるのでしょうか。

ドクターコネクトの会員医師の方々で非常勤のポジションを求めていらっしゃる医師は、それぞれのご事情があって、当社にご相談をなさいます。「結婚したい」「子どもを持ちたい」という方、「開業を見据えていくつかのクリニックで経験してみたい」という方、「いろいろな先生から手技を学びたい」という方などそれぞれです。

「とりあえず、考える期間が欲しいので」という方もいらっしゃいます。一方、早く開業したいからフリーランスでいたら時間がもったいないので、常勤を希望するという先生もいらっしゃいます。

あらためて、フリーランスのメリット、デメリットをまとめてみましょう。

フリーランスのメリット

  • 効率の良い働き方ができる。時間と収入の確保
  • クリニック毎に異なる顧客対応について経験ができる
  • 技術を学ぶ。仕事の領域を拡げる。

フリーランスのデメリット

  • 社会保険の加入や保証がない
  • 複数のアルバイト先の選定や勤務日数の確保が必要
  • 手技などの技術を学ぶ機会が少ない

医局の慣習に縛られた「縦割り」の構造から出て、持続可能な働き方へのシフトしたいという思いを持っていらっしゃる先生が多くいらっしゃることは、社会全体の流れだと考えられます。

しかし現状では、常勤で軸をしっかり持ち、勉強やスキルアップ、空き時間の有効活用のために非常勤求人を探される先生が大半です。モデルケースが少ないだけに、フリーランスは確実な情報を得ること、コネクションを多く持つことが重要です。

美容クリニック側からみたフリーランス医師

特にAGAや医療脱毛などがメインの美容クリニックは、分院ごとに医師が一人しかいない場合もあり、常勤医師の休日に他院からヘルプの医師を入れることが難しい場合、非常勤医師が重宝されます。

しかし最近は雇用に関する管理や事務処理を最小限にしたいと、常勤のみにシフトするクリニックが増えてきました。常勤医師に手厚くし離職を防ぐ方が、双方のメリットが多いと考えられているようです。

フリーランスとして自分らしい生き方を模索されるのも、常勤としてスキルを磨きキャリアアップするのも、目指すものに近づくのであればどちらも選択肢として考えてよいのではないでしょうか。

ドクターコネクトでは、それぞれの先生の「転職にあたっての本当に大事な条件」をお聞きすることで、ご要望に添えるサポートを行ってきました。
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ドクターコネクト編集部
この記事の監修者
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