医師の実態

ドクターコネクトの医師転職支援の利用者には意外と「自由診療」から「自由診療」への転職するドクターよりも「保険診療」から「自由診療」へ転職を希望するドクターが多いです。

その理由の多くは過酷な労働環境や、年収の格差、将来への不安、大学の医局での人間関係など様々な問題に対しての不安からです。

この記事では近年の保険診療の医師の実態をお伝えし、ドクターコネクトの医師転職無料相談も合わせてご紹介いたします。

医師と言えば「先生」や「ドクター」とTVやメディアでは取り上げられ、地位も名誉も保証された夢の職業の様に見えます。年収1千万円、2千万円と言う一般の方では届かない年収。凛として自信があり、病院を白衣で闊歩し、患者から慕われているイメージが多くの人にあります。

しかし実際、その先生たちの声を集めると、専門科ごとに大きな悩みや格差がある事が分かりました。まずどの専門科でも1人の医師では抱えきれないハードワーク体制が、ドクターコネクトの医師転職支援利用者アンケート結果(2016~2018年調べ)で明らかになりました。

基本的にどの専門科の先生でも毎朝8時に病院に出勤し、その日の患者の診断スケジュールを確認し、治療法について話し合う「カンファレンス」と呼ばれる会議に備えます。その後午前中は診療や手術に追われ、午後にはカンファレンス、または看護師、看護婦との定期的な会議を行います。

これだけだと通常の業務範囲内に見えるかもしれませんが、ここから各専門科のハードワークな実情が入ってきます。

例えば大学病院系列の勤務医の場合、自身の研究、論文執筆、学生の指導などが入ってきます。全ての勤務を終えた後、または合間に新しい治療や手術方法の確立の研究、執筆を行い、専門大学の講義における学生の指導も行います。

平均の退勤時間は午前2時。平日の4日間、一日18時間労働をこなしている先生が多くいらっしゃいました。残る平日の1日と土曜の午前は、外勤として違う病院で働くこともあり、休日は土曜午後と日曜日のみと言う先生の多忙なライフワークが浮き彫りになりました。

医師の年収と働き方の本当の実態

ここで一人、詳細なインタビューを受けてくださいました都内の有名私立大学病院の外科に勤めるKさんのお話しを紹介します。

Kさんは40代男性で准教授という役職ですが、正規の月間給与は額面で約55万円との事でした。年収ベースで考えてもボーナスは多いとは言えようやく1000万円台に乗るとの事でした。その為、正規の給与以外で、一般に「アルバイト/スポット」と呼ばれるほかの病院での外勤で補います。1コマ半日勤務で5万円、週に3コマをこなせば、15万円ほどの収入になるとの事です。

しかしインタビューでは「実際には学会や勉強会があるので、思うようにシフトを組めず、外勤でも月に30万~40万円入ればいいほうなんです。」と答えてくれました。つまり良いときでも月間で月間給与は80万ほどでそれらを合わせて現在の年収は1400万円程度との事でした。一般の方から見れば十分な高収入ですが、医師の年収からすると、決して高い額ではありません。

Kさん「自分が知る限りでは勤務医で2千万円稼げる先生は周りにはいません。特に、大学病院の給与は総じて高くないのが現状です。なぜなら大学病院は、経営を考えねばならず、人件費を削る事で成り立っているからです。本来なら労働時間と社会貢献度を考えれば、正直、3千万円は欲しいところなんです。」と包み隠さず答えてくれました。

またKさんは近年の「救急医療タクシー問題」にも言及してくださいました。

「日本の医療は、各医師の責任感と我慢で成り立っていると思います。以前、深夜、泥酔して病院にやってきて検査を要求する患者がいました。こちらは深夜外勤で帰宅しクタクタで寝に付こうとした際に携帯が鳴り、呼び出されたのです。着いて検査を行ったら何でもないアルコールの過剰摂取の一時的な泥酔状態で発言も出来ますし、ろれつもそこまで酷くありませんでした。

『なぜ救急車を使ったのか』と聞いた所『家まで帰るのが遠く深夜でお金も下せない。頭痛がしたので、一度タクシー代わり近隣の病院で運んでもらって検査受けてから朝に帰ろうと思った。その方が効率的なので。』と言われました。

酔っていたとは言えあまりにも理不尽で腹が立ちました。医師だって人間です。コンビニのように、24時間望む医療を受けられて当たり前、医師がそこにいて当たり前、という患者側のマナーにも限度があります。」

また、他の医師のインタビューでも様々な意見・実態・不安や不満をお聞きしました。

30代・内科・勤務医
仕事を優先することを当たり前に求められ自分や家族の時間を捨てなければならない
50代・内科・勤務医
上からはカネじゃない、やりがいだと言われるが、そのやりがいを人間関係の軋轢で見失ってしまう
30代・産婦人科・勤務医
重労働の中、毎日寿命を削ってやっている

またこの様な事から近年では夢や希望を持たない若い医師の実態も浮き彫りになってきました。

年収が上がらないなら働かない。若手に多い公務員型医師の実態

「ぼくは一度診ました。時間なので、帰ります」
「診療は手間がかかるのでいつも通り薬だけ出しましょう」
「夜間対応が大変なのでシフトに組まないでください」

近年、若い勤務医で自分の働き方にそれ以上を望まない医師が急速に増えているとの事です。ネットが普及し、情報が溢れどの病院でも少子高齢化や医療制度の変革を受けこの様ながんばっても報われない先輩医師の実態が浮き彫りになった今、若手の勤務医はどんどん熱意や夢を持たない医療従事者として入職してくるそうです。

若手ドクターの半数は「収入に満足」

今回のアンケートによると、若手医師の平均年収は1000万円以上が半数を超えいるそうです。

なぜKさんと大差がないのでしょうか?それは若手ドクターが勤務時間外の仕事は行わずに一般に「アルバイト/スポット」と呼ばれる外勤にてほかの病院で働くことを主体としているからだそうです。

20代・内科・麻酔科
大学病院勤務とはいえ教育機関なので、学ばせてもらってる立場。給料が出てるだけマシなのかもしれないが、看護師と大差ない。
30代・内科・勤務医
給与が安すぎるので、他に外勤でやるしかありません。救急の断りは申し訳ないとは思いますが、近年の患者さんのモラルの無さを鑑みると正直割に合いません。
30代・眼科・勤務医
今の病院は経営不振で常に恐怖です。そこで結果を出せ、熱意を持てと言われる方がムリです。転職も視野に入れて他でも自由に働く方法を模索してます。時間が来たら帰ります。

という声が上がり、外勤を含めての収入で半数近くが現在の収入に「ある程度満足している」「満足している」と答えていました。

もちろん、これが全てではありません、熱意を持って希望を持って働く若い医師もたくさんいらっしゃいます。

「どの業界も同じでしょうが、忙しくなく、ワーク・ライフ・バランスを取れる科や病院に行きたいという若年層の相談が目立ちます。熱量の低い医師が増えたという印象があります」と40代の医師の多くが現在の日本の医療業界そのものに悲観をしていたのが印象的でした。

医師の悩みを改善したい。医者の将来の不安をサポートします。

ここまでご紹介した医師のインタビュー・アンケートはほんの一部でしかなく、書き出したら切りがありません。今後も私たちドクターコネクトでは近年の医師の実態や悩みを包み隠さずクローズアップし、そこから救いの手を差し伸べる事ができるサポートを全力で行います。

・医局を離れる決断
・キャリアを積んでいく決断
・ワーク・ライフ・バランスを念頭におく決断
・待遇を改善するために動く決断
・人の命と人生を預かる決断
・自分の自由な時間を大切にする決断
・給与を上げるための決断

先生たちも一人の人間であり、夢や希望、働き方や考え方は千差万別だと分かりました。

ドクターコネクトでは今まで「転職する医師」支援を中心に行ってきましたが「転職するかどうかはまだ決まっていないが現状の実態を知って欲しい」と言うお悩みにも真摯にサポートする体制を整えました。

エージェントと呼ばれる医師転職のサポートを支援する優秀なキャリアアドバイザーの知識と先生の悩みや将来の希望を掘り起こし、最良の選択肢を提案する強みがあります。

また長年、美容医療の転職アドバイザーとして携わり各クリニックとの信頼関係を築いてきた実績から、現場の情報に精通しています。現状の保険診療の実態も把握し、自由診療の強みや有利な点、もちろん不利な点も包み隠さず話し、現状の働き方に改革を促すアドバイスを豊富に多角的に提案できます。

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