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美容外科医の採用基準が上昇!その理由とは?


戻る 2024/01/30

ドクターコネクトではこれまで長期にわたり、美容医療分野専門の医師転職エージェントとして、数多くの医師の方々の転職をお手伝いさせていただいております。

その経験から、ここ数年での美容医療分野の医院における採用基準には大きな変化が起こっていると実感しており、現状や今後の変化として考えられる状況についてご紹介をさせていただきますので、今後美容医療分野への転科を検討されている皆様は是非お読みください。

採用基準が高くなる美容医療分野の医師転職

ここ数年、美容医療分野を取り巻く市場規模は拡大の一途をたどっており、2023年6月に矢野経済研究所が発表したところによれば2014年には2,833億円程度であった市場規模は、2022年には4,080億円と40%を超える成長を果たし、2024年の現在はさらに拡大している状況です。

その中で美容医療を取り扱う医院数の増加を続けており、それに伴って医師の採用も増えている状況ではあるのですが、年々採用基準も上がっており、美容分野への転科にはこれまで以上に事前の情報収集や対策が必要になってくる事を、医師転職のエージェントとして日々実感しております。

美容医療か医局で迷う気持ちが採用に影響を与える事も…?

採用基準の高まりを強く感じた一例ではありますが、とある医院の採用基準を伺った際、美容医療に進むべきかどうするかを迷っていそうな医師は採用しないようにしているといったご意見をいただいた事がありました。

以前は、どちらかというと美容医療分野は医療としてはアウトローの扱いで、思い切って美容医療に踏み出すか、医局でのキャリアを積んでいくかという迷いがある状況が当然であり、むしろ最初から美容医療分野を選択する方が異端に近い扱いだった事を考えると、この変化は非常に大きいものだと感じていただけると思います。

医局でキャリアを積んでからの転科がそもそも困難になる可能性

特に、研修制度などを整えている大手美容クリニックでもこうした変化が顕著に表れています。医局でキャリアを積んだ後の医師はどうしても「医局の考え方」が強くなり、離職の原因の一つになってしまう事などから、医局の経験がない初期研修修了後「医師3年目」の採用を強化している印象です。

今後もしばらくはこの流れが続くと予想されるので、「いつか美容分野への転科も検討している」という方は広い視野をもって医局勤務されることをお勧めします。医局キャリアからの転科をご検討の方にも、美容医療業界への転職の際の「心得」をお伝えしておりますので是非ご相談ください。

美容医療の採用基準が高まる理由は「希望者の増加」にあり?

美容医療の医院の増加、つまり必要な医師の人数は増えているのに、採用基準が高まる理由は、やはり美容医療分野の医師になりたいという希望者が、大きく増加している点にあります。

なぜ希望者が増加しているのか、その理由として大きいものをご紹介します。

雇用条件が良好なケースが多い

自由診療で収益性が高いだけではなく、患者のもつ要望の数だけ治療が発生する美容医療分野は、やはり健康保全の医療と比較して大きな利益を得やすい分野です。

利益が得られるという事は当然雇用における給与や待遇も良好になりやすく、さらに言えば当直オンコールによる救急医療の対応なども無いため、好条件の労働環境と言えるケースが多い事が、希望者増加の一因と言えます。

ただし、その分美容医療分野では医師の評判が厳しくみられたり、医業だけではなく医院の広報活動など多岐に渡る業務を行わなければならない事も多いため、単純に「楽して稼げる」というものでは無い事は確かです。

手技経験を積みやすい

特に外科分野において、医局ではなかなか手技経験を積む機会に恵まれず、年間で数えられる程度の件数しか対応できないケースも珍しくありませんが、美容医療分野では集客さえ十分に行えている美容外科・美容皮膚科であれば、年間数百、多ければ千を超える手技経験を積む事も不可能ではありません

なるべく多くの経験を積み、そしてなるべく多くの顧客の役に立ちたいという医師にとって、やはり美容医療分野の選択というのは大きなメリットとなる事も、希望者が増加している理由と言えます。

アメリカの美容医療業界での変化に類似

こうした採用基準の変化は、少し前のアメリカにおける変化にも似ています。

保険診療分野においては、制度面などの違いもあり日本の医療業界と欧米諸国をはじめとした諸外国の医療業界では異なる部分が多いのですが、美容医療という自由診療分野では、やはりその最先端の一角であるアメリカの動向を追っている形に近いと感じます。

アメリカにおいては、美容医療分野はどちらかというと医師の中でも「特に優れた人物」が採用される傾向にあり、これはやはり医師の評判がそのまま医院の評判に直結しやすく、かつ顧客からの評価が厳しくなりやすいという理由によるものと言えます。

日本においても、美容医療という分野はただ「治れば良い」のではなく、顧客のもつ理想を追求できるかどうかが顧客満足度に大きく左右される点は同じですので、アメリカと同じように医院の評価を向上させる力のある、特に優れた医師が求められる形になっていくでしょう。

初期研修期間後の採用も早まっている

美容医療分野の応募が増えるのに従って、採用スケジュールについても早期に終了するケースが増えてきています

以前は初冬に始まっていた大手美容外科の初期研修明け医師の採用ですが、応募者数増加と早期に予定人数が集まる状況になりつつあるため、採用を行う期間が早く、短くなってきています。

進路に迷っていると、そもそも入口がすでに閉まっていたという状況に陥ってしまう可能性もあるので、今後美容医療分野への就職や転科は、早めの動き出しが重要と言えます。

美容医療分野への就職・転科をご検討の方は、早めのエージェント相談を

美容医療分野への就職・転科は年々競争率が高くなり、特に雇用条件の良い募集や研修の充実した美容外科など、好条件の求人ほど早く募集が終了してしまう傾向にあります。

求人情報を見逃さないためにも、まずは早めにエージェントへご相談いただければ幸いです。

ドクターコネクト編集部
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こちらの記事は、ドクターコネクト編集部が監修しています。


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