近年医療機関内でのパワハラが話題になっています。これはインターネットの普及による情報の拡散やTVやメディアで過酷な労働環境や、医局などでの人間関係を取り上げる機会が増えた為です。
医師も一人の人間である以上、院内での人間関係は切っても切れない状態にあり、こと病院においては「ミスが許されない」「労働時間が長く忙しい」「対人関係のストレスが高い」など常に緊張を強いられる労働環境であることもパワハラが横行しやすい状況に陥りやすい事が挙げられます。
医療の仕事は高度な頭脳労働に加え、看護師やスタッフには患者さんに対する感情の抑制が求められる感情労働の側面も強く、極めてストレスフルな労働環境であると言えます。
ここではパワハラの定義を再確認し、院内におけるパワハラの事例をいくつかご紹介します。また一人で悩まず相談と解決を助言してくれる無料相談のエージェントのご紹介をしたいと思います。
一般的にパワハラとはどこからどこまでにあたるのでしょうか?厚生労働省のホームページで以下のように定義しています。
同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為
パワハラとは職場内で立場が優位な者が、指示や指導などの範囲を越えて、下の者に苦痛を与えるもしくは職場環境を悪化させる行為が「パワハラ」に該当するとされています。もう少し深彫りをしてみましょう。
パワハラは以下の6つに分類されます。
パワハラとは身体的に直接触れる攻撃以外でも、人前で怒鳴る、キレる、暴言を吐く、侮辱する、無視したり、仲間外れにする、と言うような精神的な攻撃、そして業務を行う上で不要なことや本人の能力や経験とかけ離れた不可能なことを強制したり、単純な仕事のみを行わせる、仕事そのものを与えないことも該当します。
さらに必要以上にプライベートなことに立ち入ってくること、これもパワハラにあたります。
パワハラの定義は幅広く、特に過大な要求や過小な要求として仕事そのものが本人の能力とはかけ離れたものを要求してくることも該当するのは驚かれるのではないでしょうか。
弊社調べでは、立場が優位と言う点において、教授と部下の関係だけでなく、先輩医師と後輩医師、指導医と研修医、医師と看護師など様々な上下関係でパワハラが起こっていることが分かりました。以下、パワハラの事例を紹介します。
・手術中、執刀医の操作がうまくいかなかったことを助手のせいにして暴言を浴びせた
・先輩医師から出来ない分野・医療の資料作成や仕事内容を無理やり押し付けられた
・指導医(研修医や若手の医師を育成する立場の医師)が研修医に対し研修中に誹謗中傷を浴びせ続けた
・教授が気に入らない部下を長いことカンファレンス(会議)メンバーから外した
・先輩看護師が業務上の至らない点を部署全員の前で立たせられて告げていく場を設けられた
・先輩医師に業務上わからないことを聞いても無視され続けた
・執拗に休日の過ごし方や結婚相手に関する情報などを聞き出そうとした(男性医師から看護師に対し)
大切なのは事態が悪化する前に沈静化させること、また加害者にならない事です。それでも巻き込まれてしまったときには転職も考えてしまう事もあると思います。
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医師不足が慢性化している地域でも医師の業務範囲は拡大し事務処理は増え続け、海外では看護師が対応していることも、日本では医療行為とみなされるものは医師が対応するべきという風潮があります。
「医師がやるべき」ことが増え、時代と逆行し医師の働き方改革は見送りとなっているのが現状です。
美容医療業界ではカウンセラーを配置したり、看護師の裁量も大きく、医師が施術に注力できる環境を整えているクリニックが多くあります。しかし美容医療業界、自由診療ならではの医師に求められるものがあります。
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