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医師転職の落とし穴│常勤・非常勤のメリット・デメリットとは?


戻る 2023/10/30

常勤と非常勤のメリット・デメリットとは?

医師の転職において情報収集をどのルートで入手したか、信頼できる紹介会社を使っているか、担当者は信用できるかが重要です。
ここでは美容外科・美容皮膚科での常勤、非常勤という雇用形態についてそれぞれのメリット・デメリットをご紹介いたします。
自由診療のクリニックでは大きく「美容外科」「美容皮膚科」「AGA」「脱毛専門」のクリニックに分かれます。
勤務形態では週4・5日の【常勤】または週1日からの【非常勤】とスポットバイトがあります。
その他院長職や不定期非常勤などもありますが、ここでは美容クリニックに多い【常勤】【非常期】に絞らせていただきます。

【非常勤のメリット】

美容皮膚科クリニックの週1・2日の非常勤医師として勤務するメリットの一つとして、簡単に《収入アップ》できることにあります。
普段は常勤で勤めている医師が、休日を利用して週1日他のクリニックでアルバイトをした場合、一般的には25万円~50万円ほど月収を増やすことができます。
常勤に比べ責任のボリュームが減り、常勤に比べ契約解除が短期で行えるのでクリニック側としても、依頼して医師のスキルが合わなかった場合、他へシフトしやすいのです。

開業を考えている、常勤の収入だけでは満足できない、出産後のリハビリなど医師にとって、非常勤アルバイトは人気です。非常勤だけで年収2000万円から3500万円稼ぐ方もいます。
《複数の美容クリニックで勤務》ができるという点も魅力です。非常勤医師は複数のクリニックを掛け持ちすることも可能になり、それぞれの診療スタイルや方針の違いに触れることができますが同じジャンルの美容クリニックで勤務されることを警戒する業界でもありますので事務長や院長にご相談することをおススメします。

美容医療業界への転職が初めての場合、いきなり常勤医師での勤務に不安を感じられる先生もいらっしゃいます。
そういったケースでは、非常勤での勤務を常勤への足がかりとして利用するという例もあります。非常勤で雰囲気や仕事の内容に慣れた職場なら、常勤への移行もスムーズです。

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【落とし穴?】「自由」がメリットの美容非常勤医師のデメリット

比較的自由度が高いというのが、非常勤で勤務する美容医師のメリットですがその反面デメリットもあります。

【非常勤は即戦力重視!】「充実した研修」は受けられないことも…

常勤との掛け持ちでなく、非常勤だけで生計を立てていく場合には、社会保険などの保障の面でデメリットがあります。
常勤であれば、病院やクリニックで年金や健康保険、雇用保険などの制度に加入することができますが、非常勤でそれらに加入できることはほとんどありません。
非常勤では雇用保険に加入できないため、万が一失業状態になったときでも、国の失業給付を受けることもできません。

事務的な手間もデメリットの一つです。常勤だけであれば勤務先で年末調整をしてくれますが、非常勤アルバイトを掛け持ちする場合では、自分で確定申告をする必要があります。
国民年金、国民健康保険などの手続を自分で行う必要があり、保険料は全額自己負担です。

非常勤は、福利厚生の面でも不利な面が多々あります。常勤であれば、通常は勤務先が支払ってくれる通勤交通費を、非常勤では払わない医療機関が多いです。
「研修制度あり」とうたった求人であっても、非常勤であれば充分な研修を受けさせてもらえないこともあります。保障や収入の安定性で言えば、不安定と言わざるを得ません。

非常勤を募集しているクリニックでは、医師を即戦力として求めています。そのため、経験の浅い医師に、しっかりとした研修を受けさせて育てていこうというクリニックは稀です。
また、たとえ技術に自信があったとしても、非常勤医師に大きな手術を任せてもらえることは、ほとんどありません。
手技を深く学び、経験を積むことを求めて転職するのであれば、常勤の方が目的を達成する可能性が上がります。

【常勤医師のメリット】

医療法では、所定労働時間が週32時間以上の勤務形態を常勤としています。
所定の勤務時間は医療機関によっても異なりますが、おおよそ週4日以上、長期的に継続して勤務することを常勤と呼びます。常勤医師としての働き方には、非常勤にはないメリットや魅力がたくさんあります。

【技術取得】美容業界で「手技&手術」のスキルアップを目指せる常勤

美容医療業界で常勤医師を勤めるメリットとして、まず挙げられるのは手技や手術のスキル向上です。
美容クリニックでは、常勤医師にはしっかりとした研修制度を設けており、最先端の医療技術を惜しみなく教示します。
海外研修に行けるチャンスもあるので、世界の最新技術に触れることもできます。

専門知識やハイレベルの手技を学ぶことで、非常勤医師では任せてもらえないような大きな手術を経験できることがあるので、美容医療でスキルアップしたい医師にとっては大変なメリットです。

常勤医師として勤務することは、美容医療で開業を考えている医師にとっても魅力があります。
クリニックによっては、常勤医師を院長職として迎えるところもあり、経営ノウハウを学ぶ機会があります。この経験は、非常勤を何件掛け持ちしても得られない、貴重なものとなります。

【実力勝負!】美容医療はスキル次第で“年収アップ”のチャンス

美容医療業界は、実力の世界です。専門知識を熟知し、最先端のスキルを身に付け、症例数が豊富な医師なら、交渉次第で収入やポジションのアップが可能です。
また、美容クリニックは自由診療の割合が多い業界です。男女を問わず美容に関心が高まる今、スキルを磨くほど医師としての信頼も高まり、昇進に伴って院長手当や管理者手当がつくことで、さらなる収入アップが見込めます。手技のスキルアップも大切ですが、美容皮膚科・美容外科・AGAなどのクリニックを運営サポートしている会社のオーナーや医療法人の理事長との関係性を良好に保てることもスキルの一つです。経営陣の意向に沿って売上に貢献できる医師は長く大切にされます。年収も2000万円から4000万円など医師として高収入となります。夢の話ではなく実際にいらっしゃる美容医師の実態ですので是非ご自分に合うスキルをみにつけてください。

【待遇は抜群】将来を見据えて働く常勤転職。“年収や保険”…安定志向なら常勤がおすすめ

非常勤のデメリットは常勤のメリットです。特に福利厚生面では、大きな違いがあります。非常勤では加入できない、厚生年金、健康保険、雇用保険に入ることができます。
もちろん、保険料の一部は医療機関で負担してくれます。加入の手配もクリニックで行うので、手続きの手間がかかりません。

多くの常勤医師を抱える美容クリニックの場合は、施設割引が利用できたり、美容皮膚科学会・美容外科学会・皮膚科学会・形成外科学会などの学会費用をクリニック側が負担してくれたりと、非常勤医師では認められない福利厚生制度を利用することができる場合もあります。
また勤務先によっては、財形貯蓄制度や退職金制度が完備されています。保障や安定性を求めるのであれば、常勤での勤務がおすすめです。

【解説】常勤の"デメリット"とは?

常勤は非常勤に比べて時間の自由がないのでは?と思われるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。
美容医療業界は全体的に勤務時間が8時間とサラリーマンと同じで、常勤医師であっても休日やアフターのプライベートの時間を確保することができます。同業のクリニックで1日非常勤でバイトしたい、などは情報漏洩の観点から若干干渉がありますが、美容皮膚科医師・美容外科医師として勤務する場合、常勤のデメリットはほとんどないと言えます。

【人間関係】狭い職場だからこそ、人間関係の悩みは大きい。

どの仕事にも言えることですが、毎日同じ職場に勤務するため、常勤の場合は人間関係が狭く深くなりがちです。もしソリが合わない人がいたとしても、毎日顔を合わせなければならず、それがストレスになることがあります。
その反面、職場の人との信頼関係を築きやすいことをメリットと感じる医師もいらっしゃいます。

ただし、常勤であっても複数の別院を持つクリニックであれば、同じ医療機関に勤めながら勤務先が異動になったり、職場の人が入れ替わったりすることがあります。
それによって、気分がリフレッシュされ、働きやすいという意見もあります。

人間関係は人によって感じ方が異なるので、勤務形態でそのメリット・デメリットを語るのは、難しいかもしれません。
そう考えると、美容医師の常勤のデメリットは、非常勤に比べると簡単には退職しづらいという点に尽きるでしょう。
 


さまざまな要素を勘案すると、医師が美容医療業界で転職する際には、非常勤よりも常勤のメリットが多いことがわかります。
クリニックによっては、転職前の院内見学を行っていますが、これも常勤希望者の特典です。

今後のライフスタイルやキャリアパスによっては、必ずしも常勤が最適とは限りませんので、まずはドクターコネクトのキャリアアドバイザーにご相談ください。
美容医療業界に転職をご希望される先生方、お一人おひとりにじっくりと向き合い、最適な職場をご紹介いたします。

美容医療業界への転職を迷われている方、まずはドクターコネクトの転職無料サポートにご登録ください。

ドクターコネクト編集部
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