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医局を辞める、退局したい医師必見!トラブルを避けて辞める方法や切り出し方を解説


戻る 2024/02/08

医局に籍を置く医師は、基本的に本人の意思には関係なく、医局の指示で勤務する病院が決まります。転職や異動に関しても、医局の指示するとおりに動かなければなりません。

これも「安定した地域医療」「医師一人ひとりの医療の質の向上」「大学医局の医療レベルの維持」を目的とした、医局独特の人事システムです。

しかし、最近では医局から離れて将来設計を考える医師も多くなりました。自分の意思で転職サイトに登録してエージェントを上手く活用しながら転職活動を行なう医師も増えています。

その後のキャリアに影響が出ないように辞めよう

医局を辞めるということは大きな決断です。医療業界は思う以上に狭く、退職の仕方によっては、その後の転職に影響が出る恐れや仕事自体に影響が出る可能性もゼロではありません

勤務先を辞めるときは、準備を整えて慎重に行動することが必要です。たとえ「これ以上我慢が出来ない」というような職場でも、できるだけ円満退職を目指すことをお勧めします。

「縛られた医局から出て働きたい」「もっと自由に働きたい」など、医局を辞めたいとお悩みの医師の方には、辞め方もとても大事であるということをお話しています。医局を辞める際に気をつけていただきたい、その後のキャリアに影響が出ないための注意点をご紹介します。

医局を辞めるための話し合いを試みよう

まずは退局する話をいきなり教授に伝えるのではなく、医局長などの直属の上司としっかりと話し合いをすることが、大学病院や市中病院で働いている場合は基本です。そのうえで、どのように教授に伝えるか、いつどのように辞めるかなど、上司の同意をとりながら、退職準備を進めるのが理想です。

若い医師の管理は上司の責任になるので、直属の上司にとって部下の退職は管理責任が問われる事態です。自分の評価が下がることもあるので、できれば避けたい(部下を辞めさせたくない)と考えていることが多く、管理者として一番ストレスがかかることです。不快に思うこともあるでしょう。

退職を考えている医師の方もそれなりの覚悟を持って相談に行くわけですが、上司にとっては「やっぱりなぁ」と思う場合もありますし、「突然何だ?辞められたら困るのに」と面白くない気持ちになる場合もあるということを理解して、相談に臨んでください。

上司に話に行くには準備が必要ですし、タイミングも重要です。上司や同僚から、なるべく快く送り出してもらうため、最低限やるべきこと・社会人としてのマナーはおさえましょう。20代から30代の医師は、その上の世代の医師と比べて、価値観も仕事観も驚くほど違うと言われています。上司の医師に理解してもらうことは難しいかもしれませんが、治療と同じように退職にも決まり事があり、上司への相談は必須の手順です。

医局を辞める時期はどう決める?

勤務している病院の就業規則にある「退職に関する規定」を確認してください。ほとんどの場合、退職の三ヶ月前までに退職の意思を伝えることが求められています。「来月から他のクリニックに勤めるので今月末に退職します」と突然申し出ることはあまり得策ではありません。就業規則で三ヶ月前までに退職の意志を伝えると記載されているにも関わらず、それよりも短期間で辞めてしまいトラブルになるケースもあるので気をつけましょう。

また、辞める際には時期やタイミングも大事です。次の人事異動が決まる前に、上司には退職の意思を表明しておき、医局が忙しい時期は避けるようにします。理想的には、半年から1年くらい前に退職の申し出はしておきたいものです。上司から辞める時期を提案された場合には、お互い納得できる範囲での交渉を意識してみてください。

また、上司と退局の話が進んでいくと、ついつい油断して同僚の医師や看護師に話してしまうことがあります。そこから話がこじれたりすることもあるので、上司など限られた人間以外には、医局を辞めるという話は漏らさないようにします。

医療の世界は、ある意味で狭いものです。将来どのように交わるか分からないので、医局になるべく迷惑をかけずに辞めることが、その後のキャリアにプラスになるでしょう。退職を決意したら、譲歩もしつつ相談しながら辞める時期を決めていくことが肝心です。

医局を円満に辞めるために

  • まずは直属の上司と話し合うこと
  • 辞める時期とタイミングを相談すること
  • 辞めることが公表されるまでは口外しないこと

医局を辞める際に重要なことをまとめると、この3点になります。

「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるように、日本人は仕事を辞める際に特に気を使います。悪い辞め方をしてしまうと次の転職にも響くこともあります。円満退職をすることは、自分に合った転職先を見つける事と同じくらい重要なことです。

医局をなかなか辞められないとき、まずはどうする?

そのような準備と心構えを持ってしても、辞めさせてもらえないような状況に陥るケースもあります。

医局離れをしたいとお考えの場合は、まずは医師専門の紹介会社に登録して状況を伝えた上で、転職活動をじっくりと進めてみてはいかがでしょうか。

待遇や報酬はもちろん大事ですが、ご自分の好きな地域で、働きやすい環境でやりがいを持って働く、それを求めている医師は多くいらっしゃいます。「自分の働きたい病院で就職したい」「地元の病院で長く働きたい」「自分のライフスタイルに合った働き方をしたい」といった理由から転職をされる医師が珍しくない時代になりました。

医局の辞め方に関するQ&A

Q:医局を辞めるなら、専門医を取得してからが良い?
 A:キャリアプランによっては専門医の取得を必要としない選択肢もあるため、専門医の要否は希望とする働き方やキャリア形成に沿って判断しましょう。

診療科によっては専門医を取得している医師の割合が高く、専門医資格がメリットとなる場合もありますが、専門医資格が必須ではない分野もあります。

例えば、美容外科は医師免許取得後臨床研修を修了すれば、専門医を取得していなくても美容外科医として転職することは可能です。

専門医を取得せずに医局を辞めた場合でも、活躍の場が広い美容外科や美容皮膚科などへの転職は可能であり、キャリアプランによっては次のステージへ早期に挑戦できるでしょう。

ドクターコネクトでは、キャリアプランから転職後のサポートまで相談に応じています。お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

Q:医局を辞めるなら、何年目が良い?
A:それぞれが描くキャリアプランから考えるのがよいでしょう。その上で、3つのステージに分けて解説します。ご自身のキャリアプランに近いものを参考にしてください。

①専門医を取得する前に医局を辞める場合(所属年数:3~5年)
入局し専門医を取得する前は、ある程度医師としての経験を積んではいるものの、重要なポジションに就く前の段階であるため、医局を離れやすいタイミングではあります。

美容外科への転職を考えているのであれば、必ずしも専門医の取得は必要ないため、専門医の取得前に辞めることで早いステップアップが望めるでしょう。

②専門医の取得後すぐに辞める場合(所属年数:5年以上)
専門医の取得は自らのスキルアップにつながり、対外的な評価や信頼を獲得できます。さらに、一定の知識、技術や実績としても評価されるため、転職活動にもおいても有利です。

専門医取得後の退局は、その後のキャリアや働き方において選択肢の幅が広がると言えます。

③専門医を取得した後、経験を積んでから辞める場合(所属年数:10年前後)
専門医を取得し学位取得後である7~10年目であれば、専門医取得後に臨床での知識や経験を十分に積んだ状態です。医師としての選択肢が非常に広がり、その後のキャリアにおいても納得のいく働き方ができるでしょう。専門医を所持していると、管理医師などといったポジションを期待されての採用も多くなってきます。

 

まとめ

医局がなかなか辞めさせてくれない、とおっしゃる医師も多くご相談にいらっしゃいます。「ご自分の将来の目標をしっかり持ち、印象が悪くならないよう退職交渉をする」のは簡単ではありません。しかし、準備をしっかり進めれば円満退職は可能になります。

ドクターコネクトのエージェントは、これまで数多くの医師の転職をサポートしてきた経験から、転職先のご紹介だけでなく、ご退職の進め方のご相談にも対応させていただきます。

「医局を辞めたいけど辞められない」「医局を辞める勇気がない」そのように思われている方も、まずは無料相談をご活用ください。

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ドクターコネクト編集部
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こちらの記事は、ドクターコネクト編集部が監修しています。


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