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若手ドクターの進路・転職相談は近年多様化傾向に


戻る 2022/04/20
医局 悩み 転職支援

ドクターコネクトの医師転職支援の利用者には20代から30代の若手ドクターが最も多く、その大半が担当エージェントに現状の勤務体制や心身の疲労を相談しています。

近年まで科目は細かに分類され続け、これは世の中に求められていることではありますが、研修医にとっては進路の選択肢が増えるということにもなりました。

若手ドクターの育成環境はこの十数年でめまぐるしく変化しています。この記事では若手の医師・医学部の実態をご紹介し、ドクターコネクトの無料相談の紹介も合わせてご説明したいと思います。
 

勤務医は激務?近年の若手ドクターの悩み

ドクターコネクトの無料相談の際に若手ドクターの悩みの内容は主に、「仕事に対しての自信がなくなってしまった」「将来なりたい医師の選択に迷っている」に大きく分けられます。

さらに、「将来なりたい医師の選択に迷っている」の悩みは、「自分は将来、どの様な医師になればいいのか?」、「どんな研修病院に就職したら希望の医師になれるのか?」の2つが主な内容でした。

特に「仕事に対しての自信がなくなった」と悩んでいるドクターは、たいていは現在の職場で忙しく、毎日1人では抱えきれないほどの患者を診る厳しい環境で仕事を与えられており、心身ともに疲れてしまって私たちのところに「どうしたら良いのか分からない」とエージェントに相談を持ち掛ける事もあります。
 

新人の医師が一人前の医師になるまでの流れ

まず「新人の医師」が一人前の医師になるまでの流れは次の通りです。

  • 6年制の医学部に入学
  • 卒業見込み以上で毎年2月に実施される医師国家試験を受験
  • 合格後と医師免許証を取得。
  • 医師としての資格を得て勤務先を選定する

しかしプロの医師として患者を診るにはさらに以下の道を通らなければいけません。

  • 病院で実際に患者を診療する研修期間
  • 『臨床』の経験を重ねる研修期間

まずは初期臨床研修を2年間もかけて勉強します。そこでいくつかの診療科をまわり、基礎的な患者を診る力をつけます。その後、希望の診療科を決めて後期研修を通常3~5年間受け、ようやく「私は〇〇科の医師です。」と名乗れる立場になります(外科、内科、精神科などの大枠が決まる)。

その後はさらに専門を絞り込み、その分野の患者が多い病院に勤務します。医学部入学からこうしたプロの医師になるまで約10年の時間と経験を積むことになります。その間に何度か訪れる「将来なりたい医師の選択」で迷う医師がとても多いのです。

 

勤務医の労働・生活の実態を調査

では様々な経験を得て勤務医になったのち、その生活はどれくらい大変なのでしょうか。

大学病院で勤務する医師Hさん「一般的に若手の勤務医は、病院の診療が始まる朝の8時前には出勤しています。就寝時間は良いときでも1時ごろになります。帰ってからもやる事が多いのが現状です。」

仕事の流れは病院によりさまざまではあるものの、ドクターコネクトに相談に来る若手ドクターの多くは以下の様な流れに集約されます。


午前

  1. 朝一で病棟回診
  2. 外来診察・電子カルテの入力
  3. 患者家族への検査や治療についての説明
  4. 外部に分析を依頼する検査出一覧の作成


午後

  1. 再度病棟回診
  2. 電子カルテの入力
  3. 患者家族への検査や治療についての説明
  4. カンファレンス(症例検討会)の出席医局会出席


これだけでもやることが多いですが、診療業務以外に取られる時間を入れると、そこから「カンファレンスの症例の資料作り」や、医局会での「予定手術症例のプレゼンテーション」作り、医局会での「手術の適応・要約についての最終検討用の資料作り」など大変な時間がかかります。

その他に、外科系の先生であれば手術の補佐などがあります。大学病院であれば自分の研究をしている先生もいますし、また学会に向けて論文を書いている先生もいます。

追い打ちで勤務医の大きな負担となっているのは「救急対応」です。救急対応とは、救急車などで運ばれた患者に急いで必要な処置を行うこと。ようやく仕事を終えて帰宅後ほっとしたのもつかの間、携帯端末で呼び出されるのです。急ぎ病院に駆けつけ診療や治療を行います。

 

転職の理由

上記の様に若手ドクターは、目まぐるしく毎日働いて、呼び出しで夜も眠れず、資料も作らなければ間に合わない。なのに給与面では長時間労働のため時給換算すると低く、ゆっくり休む時間も取れない。その肉体的疲労が不安や不満、モチベーションの低下につながっているようです。

「給与が高くてゆっくり働ける条件で、勤務地が今と近い市中の病院に転職しようか」と思っていてもそう簡単な話ではありません。大学病院では一度退局し近くの民間病院に行こうと決めても大学病院の医師会で構成されていることが多く、円満退局を実現するためには上長の理解が必須です。

  • 施設・医局の方針と合わなかった
  • 自分が考える理想的な医療を提供したかった
  • スキルアップをしたい
  • 高収入を得たい
  • 理想の医療を実現したい
  • 育児を両立する為に勤務時間の短縮希望

医師の転職は成功率が高いと言われていますが、医師にとって働きやすく満足のいく転職であるかは疑問です。その医療機関の内情に詳しいエージェントを頼るのは良い転職をするための重要なツールです。

その分野、科目に明るいエージェントを選ぶことは、実際に話しを聞いてみないと判断が難しいでしょう。登録して希望すれば、メールや電話だけでコンタクトを取ることも可能ですので、まずは相談してみてはいかがでしょうか。

美容医療も若手ドクターの選択肢に

美容外科や美容皮膚科などの自由診療も、進路の選択肢としている医師が増えました。「将来は美容へ」と考えている研修医がドクターコネクトに相談、医師三年目から大手美容クリニックの新卒採用で入職しています。近年の大手美容クリニックは医局レベルの研修制度があり、将来美容へ進みたいという意欲がある医師は早い段階で転職してもスキルを身に付けることができます。

しかし、「激務から逃れたい」「楽して稼ぎたい」だけの理由では、美容医療でやっていくのは難しいでしょう。美容クリニック側もそういった医師を採用して上手くいかなかった経験を多くしているので、大手を筆頭に採用基準が厳しくなっています。

まずは美容医療に興味があること、売り上げを意識して業務をこなすことができるか、これが第一歩になります。ご自身が美容に向いているか否か、多くの入職実績を持つドクターコネクトのエージェントに客観的な意見を聞くのもひとつの手段です。

また、時間的に余裕がある場合は、医療脱毛などのカウンセリングメインでバイトをしてみるのもよいでしょう。自由診療はカウンセリングが最も大切であり、難しいフローだと言うドクターもいらっしゃいます。バイトで実際に経験し、適性を判断することができます。

ご希望の美容クリニックへの院内見学や説明会も随時受け付けておりますので、まずは美容医療専門エージェントのドクターコネクトへご相談ください。

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未経験・転科の医師が転職で検討するべきこと


未経験・転科の医師が転職で検討するべきこと

美容医療に転職する医師の9割が未経験・転科です。ドクターコネクトでは、まずは大手美容クリニックをおすすめしますが、それは研修制度や福利厚生が充実しており、安心してご就業いただけるからです。

大手美容クリニックで経験を積むことのメリットはそれだけではありません。こちらの記事では、医師転職エージェントの見解を交え、様々なメリットをご紹介しております。

美容医療への転科をご検討の先生は、ぜひご一読ください。

 

ドクターコネクト編集部
この記事の監修者
ドクターコネクト編集部
こちらの記事は、ドクターコネクト編集部が監修しています。


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