男性の脱毛は市民権を獲得しており、利用者もミドル層を取り込んで年々増加の傾向にある。その背景には男性の美容意識の高まりがあると考えられているが、その火付け役となったのは間違いなく男性専門の総合美容クリニック、ゴリラクリニックである。
ゴリラクリニックはコロナ禍でも順調に売上を伸ばし、新体制でますます飛躍の可能性を秘めている。そんなゴリラクリニックの今について、統括院長の関本晃先生と医師採用担当の山元亜紗実氏、お二人に伺った。
ドクターコネクト
統括院長である関本先生のミッションはどのようなものですか?
関本先生
主に3つありまして、1つ目は、クリニック全体のバランスを取ることです。美容医療では「医療」「運用」「経営」のバランスが重要です。クリニック全体を俯瞰的に見て、最適なバランスが保てるように多方面に働きかけています。
2つ目は、部署間の調整役です。美容クリニックは医師だけでなく、看護師やカウンセラー、運営本部など様々な部署のスタッフから構成されています。役職者として各部署の間に入り、クリニック運営がスムーズに行えるように調整を行っています。
そして3つ目は、医師のマネジメントです。組織体制の構築や人事考課、そして採用など、医師に関わる仕事を総合的に担当しています。
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関本先生が外科から美容皮膚科に入職されるとき、どんなお気持ちでご入職されましたか?
関本先生
前職は消化器外科で、医局に所属して市中病院や大学病院で働いていました。その時は良くも悪くもすべてがトップダウン、閉鎖的な労働環境で、固定された枠組みの中での働き方でした。
とても勉強になり、その環境に感謝しつつも、自分の可能性が閉ざされてしまうような危機感、悲しさを感じてしまいました。
「今までとまったく違うことをしよう!」と美容皮膚科への転職を考え、「できるだけ新しいことを」「可能性が幅広い方へ」という気持ちでゴリラクリニックに入職しました。
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ゴリラクリニックはどのような組織とお考えですか?
関本先生
令和の時代に合った組織だと考えています。皆様も感じられていると思いますが、令和の時代この先どうなるのか?わからないことだらけです。美容医療の分野も変動が激しく、正直なところ行く先はわかりません!
ただ、その不安定さ、不透明さを「面白い」とポジティブに捉え、突き進んでいけるのがゴリラクリニックです。また、スタッフの意識の高さや、部署に関わらず皆で協力していけるところが強みだと認識しています。
組織が大きくなってくると気をつけなければいけないのがクオリティコントロールですが、どの院でも同じクオリティを提供できること、そのための組織づくりも重要と考えています。
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統括院長として、初期研修明けの医師の育成をどのようにお考えですか?
関本先生
「柔軟性と協調性を持って、社会でも受け入れられる医師へ」ということを大切に考えています。美容医療は変化が大きく、ビジネスの要素も重要です。
既存の固定概念にとらわれないこと、様々な職種のスタッフと協力できること、患者様への接遇を丁寧に行うこと、を主軸に指導しています。
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医師の面接ではどのような点を見て見極めていらっしゃいますか?
関本先生
重要視しているのは人柄ですね。一言で表現しにくいのですが、表情や言葉遣いなど含めたコミュニケーション能力や、その方が醸し出している雰囲気を見ています。知識やテクニックは指導すれば会得できるのですが、人柄というものはなかなか変えることができないので。
それから、柔軟性・協調性を感じるか?ということも大切に考えています。これは前述した通りで、ゴリラクリニックの一員として共に歩んでいくために、とても大切な要素です。
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ゴリラクリニックで働きたいという医師へのメッセージをお願いします。
関本先生
私が入職した頃は、男性専門美容クリニックであるゴリラクリニックへの転職を考える医師は多くいませんでしたが、今では入職希望者も年々増えてきていて、認知度の向上を感じています。
私の経験から申し上げますと、これからは医療の世界だけでなく社会とのつながりを大事にできるか?がポイントになると思います。これはゴリラクリニックに入職してみて気が付いたことですが、医療だけでなくビジネスの視点でも社会や組織に関わっていけるか?ということが医師に問われています。幅広く興味関心を持ち、いろいろな仕事をやってみようという前向きな気持ちを持った医師がこのクリニックにマッチすると思います。
また、美容クリニックでは様々な職種のスタッフと協力して仕事をする必要があります。医師の固定概念にとらわれず、良い意味で医者っぽくない「普通目線」でコミュニケーションを取ることが大切です。 少しでもご興味があれば見学に来てみてください。お待ちしております!
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関本先生は転職なさるとき、現在のご自身の状況を想定なさっていましたか?
関本先生
いいえ、今の状況は想定外でした!外科時代とは違って、今は働きながらも家族との時間も増え、子育てもできています。ゴリラクリニックのシンボルカラーはブラックですが、働き方はとてもホワイトな職場です!
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前回のインタビューから現在のゴリラクリニックについてのアップデート
山元氏
SBCメディカルグループの一員となったという大きな変化がありましたが、 男性のQOLを上げることを基本としたゴリラクリニックの理念は変わっていません。
経営の部分では、それぞれが持っているノウハウを共有して成長していくための協議が常に行われています。 生産性へのこだわりという意識はより強くなってきました。
ドクター周辺の変化としては、ドクター個人へのノルマは過去も現在もありませんが、個人の成果を可視化できるように人事評価のシステムを変更、今もアップデートの最中です。 クリニック全体で同じ目標を目指すという意識を強く持っていただくためにより良い体制を常に模索しています。
評価、と聞くと身構えてしまうこともあるかもしれませんが、前述した通り個人ノルマの数値だけを追うようなものではありませんので、詳しくはご見学や選考でご質問ください。
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医師の組織について
山元氏
医師の組織体制も変更しています。以前は総院長のフラット型組織でしたが、院も医師も増加しているため、マネジメント面の課題が増え組織体制の変更が必要になりました。
現在は、総院長直下に統括医師の関本がおり、更に診療担当医と教育担当医を置いた組織になっています。
関本は入職してから約2年で統括医師に就任しました。
飛び抜けた高い順応性があり、組織の中で何を求められているのかを自ら考え、実行できる貴重な存在です。
組織運営に関する問題意識も高く、医師のマネジメントにとどまらず多方面で力を発揮してくれています。
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在職ドクターのプロフィールについてお伺いします。
山元氏
現在の平均年齢層は37歳くらい、中央値としては30代前半でしょうか。特に関東は年々若くなってきています。男性の美容をポジティブに考えている若いドクターを中心に入職を希望する方が増えています。
入職者の経験科目から申し上げますと消化器外科、内科、麻酔科、救急、放射線科などいろいろなバックグラウンドからの入職があり、初期研修明けの医師3年目で入職する先生も増えています。
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ゴリラクリニックの研修はどのように行われるのですか。
山元氏
最初の1ヶ月はメンター医師とペアで勤務します。最初は座学、その後2~3ヶ月は症例を積んでいただきます。治療の種類が少ない院では、早く独り立ちになりますが、メニューが多い院では習得するまでペア勤務となります。
各治療にはマニュアルとガイドラインがあり、それをもとに学んでいただきます。独り立ちしてからも、不明なことや疑問があれば、電話やチャットで先輩医師に相談や意見交換ができる環境を作っています。
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銀座ANNEX院について
山元氏
銀座ANNEX院では新たな取り組みとして一部オペメニューも展開していることが他のゴリラクリニックとの大きな違いです。また、他院より小規模で様々なメニューをスピーディに導入しており、ゴリラクリニック内でも対応できる医師が限られています。
そのため選考希望いただくなかには銀座ANNEX院の施術展開に興味をお持ちいただく先生も増えてきておりますが、まずは他院でのご勤務から入っていただいています 。
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今後の事業計画と採用予定
山元氏
ゴリラクリニックは昨年10周年を迎えました。
この10年で男性美容市場は激的に変化し、様々な企業が続々と男性美容市場へ参入しています。
そのような環境の中、おかげさまで現在も多くの患者様に通っていただいておりますが、まだまだゴリラクリニックは成長途中です。
今後も支持をいただき続けるために、今後もスピード感をもって体制、治療内容のアップデートをしていく予定です。
そしてそれには医師の協力が不可欠です。
現在ゴリラクリニックでは関東エリア、関西エリアを中心に複数名募集をしています。
選考についてはゴリラクリニックの理念に共感していただける方に来ていただきたいので、医師の採用は今後更に量より質を重視していく方向です。
詳細はご応募の際にお伝えいたしますが、当クリニックの医師採用はお互いにミスマッチをなくせるような選考フローのため少しお時間をいただいています。
ですがせっかくゴリラクリニックを選んで応募してくださった先生方にとっても長期的に働ける環境かをしっかり見ていただきたいので、ご理解をいただければ幸いです。
ご見学でも選考でも疑問点、不安点はなんでもお問い合わせいただければと思います。
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メール相談はこちら美容医療に転職する医師の9割が未経験・転科です。
ドクターコネクトでは、まずは大手美容クリニックをおすすめしますが、それは研修制度や福利厚生が充実しており、安心してご就業いただけるからです。
大手美容クリニックで経験を積むことのメリットはそれだけではありません。こちらの記事では、医師転職エージェントの見解を交え、様々なメリットをご紹介しております。
美容医療への転科をご検討の先生は、ぜひご一読ください。